経口腸管洗浄剤ニフレック®によるアナフィラキシーの1例
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概要
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29歳,女性。右腎血管筋脂肪腫摘出術の術前処置として,経口腸管洗浄剤ニフレック®を内服した。内服30分後から全身に熱感と紅斑が生じ,その後,顔面の腫脹,呼吸困難が出現した。輸液とステロイド投与を行い,症状は改善した。原因検索のため行ったプリックテストで,ニフレック®およびニフレック®に含まれるマクロゴール4000で陽性反応を示した。またマクロゴール400,1500,6000でもプリックテストを行い,陽性反応を示した。以上より自験例をニフレック®に含まれるマクロゴール4000によるアナフィラキシーと診断した。(皮膚の科学,10: 199-202, 2011)
- 日本皮膚科学会大阪地方会・日本皮膚科学会京滋地方会の論文
日本皮膚科学会大阪地方会・日本皮膚科学会京滋地方会 | 論文
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