363 KのCl-およびCu2+イオンを含む水溶液中におけるAlおよびAl合金の腐食:―腐食挙動におよぼすインヒビター添加の効果―
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概要
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Cu2+あるいはCl-イオンを含む高温水溶液中(363 K)にAlおよびAl合金を浸漬したさい,それらの腐食挙動がインヒビターの添加によりどのように変化するかを,質量測定および試料の表面・縦断面観察により調べた.インヒビターの添加により,Cu2+溶液において腐食速度は大きく抑制されるのに対し,Cl-溶液中においては,ほとんど変化しなかった.Cu2+溶液におけるインヒビターの防食効果は,SiO2薄膜形成によるCu粒子の析出の抑制によることがわかった.
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