氷点近傍海水の流動下におけるAl‐Zn合金溶射皮膜の腐食
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概要
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アルミニウム合金上にフレーム溶射法で形成したAl-Zn合金溶射皮膜の海水中での腐食挙動について,すき間噴流法試験装置を用いて検討を行った.液静止下では試験片面に薄茶色の生成物が観察されたが,腐食はほとんど生じなかった.それに対して液流動下では氷点近傍の0℃以下の場合でも試験片面にAl (水) 酸化物と考えられる白色の生成物が生じた.これは氷点付近で皮膜に欠陥が生じ,液流動によりその部分への酸素供給が増加し腐食が進行したためである.
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公益社団法人 腐食防食学会 | 論文
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