マハラノビス距離を用いた淡水中における亜鉛めっき鋼管の腐食事例の判別
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概要
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マハラノビス距離を用いて,亜鉛めっき鋼管が使用されている水質事例から漏水事故が発生した事例の水質を判別した.水質には,冷温水事例 (腐食トラブル有り20件,腐食トラブル無し109件) および冷却水事例 (腐食トラブル有り12件,腐食トラブル無し173件) を使用した.冷温水の判別では,腐食トラブル事例20件のうち誤判定が1件となり,良好に判別できた.冷却水の判別では,腐食トラブル12件のうち誤判定が3件となった.冷却水ではさまざまな種類の薬注が施されていることから,計算に使用した水質項目以外の影響が大きく,マハラノビス距離による判定精度が低下していると考えられる.
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公益社団法人 腐食防食学会 | 論文
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