甲状腺機能低下症に併発した後天性重症筋無力症の犬の1例
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概要
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約20日前より斜めに歩くようになり,さらに運動後に歩様異常を呈するようになった3歳齢,未去勢雄のゴールデン・レトリーバーが来院した。臨床症状,甲状腺ホルモン濃度測定結果から甲状腺機能低下症に起因したミオパシーと診断し治療を行ったところ臨床症状は改善した。しかしその7日後,再び歩様異常を認め運動後に顕著になるとのことで再来院した。ワゴスチグミンテストおよび抗アセチルコリン受容体抗体の測定の結果より,後天性重症筋無力症と診断した。
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