マルチスライスCTによる三次元CT画像にて術中評価を行った頸部椎間板ヘルニアの犬の1例
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概要
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4歳11カ月齢,雄(去勢済),マルチスライスCT(MSCT)による三次元CT画像を用いて頸部椎間板ヘルニアと診断したビーグルに対し,腹側減圧術(Ventral slot法)を行った。術中評価法としてCT検査を用いたところ,脱出していた椎間板物質の完全な除去および脊髄の圧迫の解除ができ,良好な経過を得た。椎間板ヘルニアの術中評価の多くは肉眼所見を中心として行われてきたが,MSCTによる三次元CT画像による術中評価は腹側減圧術における術中評価法の1つとして有用と考えられた。
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