内部に複素環メソゲン単位を含む新規Ａ２＋Ｂ３型ハイパーブランチポリマーの合成および性質
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概要
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内部に 1,3,4-チアジアゾールのフェニルスチルベン類似物(PEPT)をメソゲンとして含む，構造の制御された新しい A2+B3 型ハイパーブランチ(HB)ポリマーを重縮合により合成し，液晶性および光学的性質を調べた．HB ポリマーは PEPT のジオキシジウンデカノール誘導体(A2)とトリメシン酸トリメチル(B3)から，種々の仕込みモル比(A2/B3)で合成した．得られた HB ポリマーは，仕込み比に応じた制御末端構造をもつことおよび末端 OH 基のアセチル化処理により，分子量が上昇することが明らかになった．A2/B3=3/2 の条件で得られたポリマーの平均分子量が最大であった．また，有機溶媒に対して良溶解性を示した．いずれの HB ポリマーも，Tg 以上でエナンチオトロピックなスメクチック液晶相を発現した．UV-vis および PL スペクトルの測定の結果，UV 吸収および青色の蛍光に基づく最大波長を示したが，発光強度は低かった．また，対応する線状ポリマーと性質を比較した．
- The Society of Polymer Science, Japanの論文
The Society of Polymer Science, Japan | 論文
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