束縛場における高分子のガラス転移
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概要
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21世紀の情報, 環境, エネルギーなどを支える機能材料化学を飛躍的に発展させるためには, 材料のさらなるスケールダウンが必要不可欠である. 材料をナノレベルで設計し, 創製する際のエレメントとなる超薄膜や微粒子などでは, 試料全体積に対する表面および界面の割合が著しく大きくなる. このため, ナノサイズの材料を組織化しデバイスを構築する際には, マクロスケールの材料で蓄積された構造-物性相関はもはや意味をなさない. 高分子材料の場合, 分子鎖一本の空間的拡がりは一般に数十から数百ナノメートル程度であるため, 構造および物性へのサイズ効果は, 有機低分子や無機材料と比較して顕著である. 本報では, 高分子表面, 界面および超薄膜におけるガラス転移およびその相関について議論する.
- The Society of Polymer Science, Japanの論文
The Society of Polymer Science, Japan | 論文
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