短葉性ネギ品種'ふゆわらべ'の育成とその特性
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概要
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従来の根深ネギ品種より葉身,葉鞘が短く太い形態特性,また辛味が少なく軟らかい品質特性を有する'ふゆわらべ'を育成した.本品種はF3個体の相互交雑による合成品種であるが,Syn2~Syn4のいずれの世代においてもその特性は安定しており,品種内の個体変異も自然受粉品種と同程度であった.'ふゆわらべ'は,6月下旬に播種し,12月中下旬に収穫する作型で生育が優れ,高い収量性を発揮した.従来のネギと比べ土寄せ作業の省力化,栽培期間の短縮が可能となるとともに,食味が良くよりコンパクトなネギへの需要に合致した品種として活用が期待される.
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