トウガラシ幼植物の茎葉を食用とする新しい野菜に含まれる一酸化窒素ラジカル(NO)産生抑制物質
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
本実験では,トウガラシ'CH-19甘'および'京唐菜'茎葉中のNO産生阻害成分について調査した.'CH-19甘'の葉および果実を用いて,NO産生抑制活性の細胞検定を行った.葉のアセトン抽出物の複数の画分で強いNO産生抑制活性が認められた.カラムクロマトグラフィーにより葉のアセトン抽出物から,NO産生抑制成分の一つとしてアピゲニンを分離同定した.アピゲニンがポリフェノールの一種であることから,軟弱野菜用品種'京唐菜'の茎葉中のポリフェノール組成を調査した.'京唐菜'に含まれる主なポリフェノール類は,アピゲニン配糖体およびルテオリン配糖体であることが明らかになった.また,アピゲニン配糖体,ルテオリン配糖体の含量はそれぞれ平均227.0,29.3 μmol・100 g−1FWであった.
- 園芸学会の論文
園芸学会 | 論文
- 液状マルチ資材の散布がコマツナの生育, 収量ならびに地温に及ぼす影響
- 生分解性鉢による育苗がトマトの生育ならびに養分含有率に及ぼす影響 : 第2報定植後の生育(繁殖・育苗)
- 生分解性鉢による育苗がトマトの生育ならびに養分含有率に及ぼす影響 : 第1報定植前の生育(繁殖・育苗)
- トマトの開花期における小花柄の脱離過程
- トマト果実の完熟後における小果柄の脱離組織の形態的変化