Hydrangea serrata(Thunb.)Ser.とHydrangea macrophylla(Thunb.)Ser.との交雑親和性の解明と胚珠培養による雑種獲得の効率化
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概要
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H. serrataとH. macrophyllaの交雑親和性,胚珠培養による雑種獲得の効率化および種間雑種系統の交雑親和性について検討した.H. serrataとH. macrophyllaの種間交雑では,H. macrophyllaを種子親とすると種子を形成する確率が高かったが,H. serrataを種子親とすると全く種子を形成しなかった.但し,ほとんどの交雑組み合わせで,胚珠培養により雑種個体を獲得できた.交雑60日後もしくは75日後以降の交雑胚珠を,ジベレリン(GA3)を1 mg・L−1添加した1/2MS培地を用いて培養することにより,雑種個体を効率良く獲得できた.H. serrataとH. macrophyllaの種間雑種系統をH. serrataおよびH. macrohyllaと交雑したところ,いずれの組み合わせも胚珠培養により雑種個体を獲得でき,種子を形成する組み合わせもあった.
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