キュウリのハウス抑制栽培における尻太り果の発生を低減する栽培方法について
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
ハウス内の作業環境の改善を図ることを目的として,午前中の気温と湿度を25℃・40%前後で栽培すると,生育後半の低温期に尻太り果が発生する.その尻太り果の発生を低減する栽培管理について検討した.その結果,果実収穫後に下位節の側枝を基部より除去して畦面への受光条件を改善することで地温が上昇し,尻太り果の発生率が減少した.しかし,下位節から発生する側枝の減少によって1株当たりの収穫本数は減少したが,中位節の第2次側枝を第2節で摘心して着果節数を確保することで収穫本数の減少を防ぐことができた.また,0.1%硫酸カリウム水溶液を株元に灌注処理することで尻太り果の発生が減少し,上物率が向上することが分かった.
- 園芸学会の論文
園芸学会 | 論文
- 液状マルチ資材の散布がコマツナの生育, 収量ならびに地温に及ぼす影響
- 生分解性鉢による育苗がトマトの生育ならびに養分含有率に及ぼす影響 : 第2報定植後の生育(繁殖・育苗)
- 生分解性鉢による育苗がトマトの生育ならびに養分含有率に及ぼす影響 : 第1報定植前の生育(繁殖・育苗)
- トマトの開花期における小花柄の脱離過程
- トマト果実の完熟後における小果柄の脱離組織の形態的変化