花芽着き挿し穂を利用したポットマム生産
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
ポットマムの効率的な小鉢生産を目的として,花芽が分化した枝を挿し穂に用いる「花芽挿し」栽培について検討した. 「花芽挿し」の適期は,親株に対する短日処理を開始して2週間程度経過し,頂花の花芽が小花形成期に達した時期であった.実験に用いたスプレータイプのキクおよび一輪ギクともに,「花芽挿し」栽培によって栽培期間が大幅に短縮され,開花時にはコンパクトな草姿の植物が得られた.スプレータイプのキクの場合,「花芽挿し」栽培により着花数がやや減少したが,その中では多花性のイソギク交配種は着花数減少の程度が少なく,「花芽挿し」栽培により適すると考えられた.
- 園芸学会の論文
園芸学会 | 論文
- 液状マルチ資材の散布がコマツナの生育, 収量ならびに地温に及ぼす影響
- 生分解性鉢による育苗がトマトの生育ならびに養分含有率に及ぼす影響 : 第2報定植後の生育(繁殖・育苗)
- 生分解性鉢による育苗がトマトの生育ならびに養分含有率に及ぼす影響 : 第1報定植前の生育(繁殖・育苗)
- トマトの開花期における小花柄の脱離過程
- トマト果実の完熟後における小果柄の脱離組織の形態的変化