シンテッポウユリとヒメサユリとの種間雑種における花芽分化と休眠覚醒に及ぼすりん茎貯蔵温度の影響
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概要
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シンテッポウユリを種子親,ヒメサユリを花粉親として育成されたユリの新品種'杜の乙女','杜の精','杜のロマン'の花芽分化と休眠覚醒に及ぼすりん茎貯蔵温度の影響について調べた.その結果,3品種とも,ヒメサユリと同様に5~21℃で8週間りん茎を貯蔵するとりん茎内で花芽を分化した.3品種は13℃で花芽が最も発達していたが,ヒメサユリは13~21℃で花芽が最も発達していた.従って3品種の花芽分化・発達の適温は13℃程度で,ヒメサユリよりも低いものとみられた.また,3品種とも,5~13℃で8週間りん茎を貯蔵すると休眠覚醒して開花したが,ヒメサユリは萌芽しなかった.従って,3品種のりん茎の休眠はヒメサユリより浅いものとみられた.
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