ケイ酸カルシウム水和物によるミクロフィブリル化セルロースの表面改質
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概要
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本研究では,メカノケミカル法と水熱処理を利用しケイ酸カルシウム水和物で表面改質したミクロフィブリル化セルロース(MFC)の性状並びにプラスチックとの複合化特性を評価した。メカノケミカル法を用いることで,ケイ酸カルシウム水和物のトバモライト結晶形成が促進されるとともに,ケイ酸カルシウム水和物で表面改質したMFCは,60℃で通常の熱乾燥をしても凝集しないことが明らかとなった。また,このトバモライト結晶の形成によりMFCの耐熱性向上も確認された。さらに,複合材評価においてMFCの補強効果が確認され,トバモライト結晶が形成することで相乗的な効果が発現した。
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The Japan Wood Research Society | 論文
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