厚物パーティクルボードを張った床構面の面内せん断性能
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概要
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厚さ30 mm・曲げ強さ区分13タイプのパーティクルボードを張り付けた床構面の面内せん断試験を実施し,強度性能を確認するとともに,数値解析によってせん断変形挙動の推定を試みた。その結果,ビス仕様のものは釘仕様よりも高い最大荷重が得られたが,逆に靭性は低下した。また幅の狭いボードを並べた配置の場合は,標準的なサイズでの配置に比べてせん断性能が低下することが明らかとなった。数値計算の結果,要素実験で得られた接合部の荷重-すべり量の関係およびボードのせん断弾性係数を用い,かつボードの配置を考慮することによって,釘仕様での推定値は終局状態まで実験値とよく一致した。これに対し,ビス仕様のものは破壊形態が一面せん断試験と面内せん断試験とで異なり,推定精度は低下した。
- The Japan Wood Research Societyの論文
The Japan Wood Research Society | 論文
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