ラス下地モルタル壁の耐力と破壊性状(第2報) メタルラスとステープルからなる接合部の壁体強度特性への影響:メタルラスとステープルからなる接合部の壁体強度特性への影響
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
前報では,モルタル外壁の変形挙動や発生する応力を推定する解析手法を提案した。本報では,モルタルの接合部を構成するラスやステープルの強度・変形性能に関する予測法を改良し,前報で提案した解析手法に組込むことにより,モルタル外壁の変形について検討した。その結果,壁体の水平加力実験により剥落したモルタルやラス下地の破壊性状の観察結果と本解析手法による比較から,せん断変形角に対するモルタル壁の破壊状況を予測できることが認められた。したがって,モルタル外壁の接合部を構成するラス下地板,ステープル,ラスの強度実験を実施し,本論文で提案した解析手法を用いれば,せん断変形角毎に壁全体の接合部の破壊状況を予測することが可能であると考えられる。
- The Japan Wood Research Societyの論文
The Japan Wood Research Society | 論文
- 静的曲げモーメントを受けるタケ・ヒノキ接着板の応力と強度
- アラゲキクラゲ(Auricularia polytricha)培地の炭水化物含有量と子実体発生量の相関
- 樹皮タンニンの化学特性と化学・酵素変換
- ヤシ殻チャーからのKOH-水蒸気二段階賦活炭の製造とその吸着特性
- 木造住宅の構造部材に生じる各種応力の許容応力度に対する割合(第5報) 一般地域に建設された住宅の梁に強度等級E55-F200の構造用集成材を使用した場合:一般地域に建設された住宅の梁に強度等級E55-F200の構造用集成材を使用した場合