植物ホルモン処理がメヒルギ胎生種子の成長発育におよぼす効果
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
メヒルギ胎生種子の成長発育の詳しいメカニズムは解明されていない。これまで,多くの植物の成長発育には,植物ホルモンの関与が明らかにされている。そこで,本研究ではメヒルギの成長発育のメカニズムを検討する第一段階として,植物ホルモンとメヒルギ胎生種子の成長発育との関連を検討した。その結果,根の伸長成長は,すべての植物ホルモン処理で促進する傾向がみられた。とくに,ジベレリン,アブシジン酸,エチレン処理で強い根の伸長促進効果がみられた。また,高濃度のジャスモン酸処理は著しい発根の促進効果および著しい根の伸長成長およびシュートの伸長成長の抑制効果がみられた。一方,シュートの伸長成長はジベレリン処理で強い促進効果が,アブシジン酸処理で弱い促進効果がみられた。これらのことから,メヒルギ胎生種子のシュートと根の伸長成長促進には,ジベレリンが最も効果が高いことが示された。
- The Japan Wood Research Societyの論文
The Japan Wood Research Society | 論文
- 静的曲げモーメントを受けるタケ・ヒノキ接着板の応力と強度
- アラゲキクラゲ(Auricularia polytricha)培地の炭水化物含有量と子実体発生量の相関
- 樹皮タンニンの化学特性と化学・酵素変換
- ヤシ殻チャーからのKOH-水蒸気二段階賦活炭の製造とその吸着特性
- 木造住宅の構造部材に生じる各種応力の許容応力度に対する割合(第5報) 一般地域に建設された住宅の梁に強度等級E55-F200の構造用集成材を使用した場合:一般地域に建設された住宅の梁に強度等級E55-F200の構造用集成材を使用した場合