木粉‐プラスチック混合物の流動特性(第1報)キャピラリ流動試験による流動特性の把握:キャピラリ流動試験による流動特性の把握
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
木粉比率の高い木粉-プラスチック混合物の流動特性を把握するため, 様々な寸法のキャピラリを用いた流動試験を行った。混合物は初め, 静的な状態で外力に抵抗し, 流動が始まって連続的な流動状態になると, 巨視的には動的平衡状態と考えられる挙動を示した。静的な状態から動的な状態に移行する際には, 木粉比率が高いことに起因すると思われる降伏荷重の発現が認められた。降伏荷重と動的平衡荷重とは高い相関関係にあった。キャピラリから押し出されて得られた成形体のかさ密度および表面性状は, キャピラリ寸法によって大きく異なった。表面性状については, プラスチック成形におけるメルトフラクチャと類似の成形不良の発現が確認された。
- The Japan Wood Research Societyの論文
The Japan Wood Research Society | 論文
- 静的曲げモーメントを受けるタケ・ヒノキ接着板の応力と強度
- アラゲキクラゲ(Auricularia polytricha)培地の炭水化物含有量と子実体発生量の相関
- 樹皮タンニンの化学特性と化学・酵素変換
- ヤシ殻チャーからのKOH-水蒸気二段階賦活炭の製造とその吸着特性
- 木造住宅の構造部材に生じる各種応力の許容応力度に対する割合(第5報) 一般地域に建設された住宅の梁に強度等級E55-F200の構造用集成材を使用した場合:一般地域に建設された住宅の梁に強度等級E55-F200の構造用集成材を使用した場合