胆管金属ステント留置後に発生した右肝動脈瘤破裂の1例
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概要
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症例は60歳代の男性.入院6カ月前に局所進行膵癌と診断され,化学放射線療法と胆管金属ステント留置を施行された.上腹部痛,黄疸を主訴に受診後,吐血をきたし,ショックとなった.上部消化管内視鏡検査,内視鏡的膵胆管造影検査より胆道出血と判断した.保存的に経過観察していたが,第4病日に再吐血した.緊急CT検査で右肝動脈瘤を認めたため,肝動脈塞栓術を施行した.経過は良好で第21病日に軽快退院した.
- The Japanese Society of Gastroenterologyの論文
The Japanese Society of Gastroenterology | 論文
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