ヒストグラム均等化法に基づく自然なコントラスト改善
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
近年,カメラ機能が付属した製品の普及に伴って,画像処理におけるコントラスト改善は重要な処理とされている.撮影で得られる画像のコントラストが悪い場合には,ソフトウェアによるコントラスト改善が有効である.代表的な従来手法として,ヒストグラム均等化法が提案されている.この手法は,画像のエントロピーを最大化するため高い改善効果が得られる.しかし,ノイズと過強調が発生し,改善が不自然になる場合がある.本研究の目的は,画像の特徴解析を用いたコントラスト改善手法の提案である.本論文では,二つの画像特徴量を用いる.一つ目は,DV (Detail Variance) とBV (Background Variance) であり,濃度ヒストグラムにクリッピングレベルを設定してノイズを抑制する.二つ目はデルタヒストグラムによるSF (Sharpness Factor) であり,強調効果を調整することにより良好な結果画像を出力する.提案手法は,実験の結果から有効で自然なコントラスト改善結果が得られることが分かった.
- 一般社団法人 画像電子学会の論文
一般社団法人 画像電子学会 | 論文
- パンチルトカメラによる移動物体の追跡
- 触力覚に対する情報提示装置の開発と取り組み
- 携帯電話と画像関連技術 III 3.2 携帯電話用生体認証技術
- ネットワークを利用したデジタルコンテンツ著作権管理システムの検討
- 2ド-ムスクリ-ンの特性