伝送MPEG‐2映像におけるブロック分類による高品質映像補間手法についての検討
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概要
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近年のネットワークの高速広帯域化により,大容量のデータを持つ映像の伝送が可能となってきている.本稿ではMPEG-2映像伝送において,一部のデータが欠損しても高品質に映像を再生するための欠損映像補間手法を提案する.既に到着しているデータから,滑らかな動き再生を目指した映像回復を行う.特に,欠損による映像劣化として大きく認知されるブロックノイズに着目する.これらのノイズの発生要因となる動きベクトル情報を含まない部位について,発生要因を分析し,(1)色が一様である領域,(2)動きが大きく動き予測から外れた領域,(3)新しく出現した領域,の三つの領域に分類する.そして,それぞれの領域に適応した補間手法を提案する.最後に実際の映像に適用し主観評価及び客観評価としてPSNRとPQR値を用いた品質評価を行った.結果として,従来行われてきた補間手法に比べて画質が向上し,滑らかな映像が再生されたことを確認した.
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