色相情報と画像微分特徴量に基づくGAを利用したカラー画像の最適コントラスト改善
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概要
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近年,ディジタルカメラやカメラ付き携帯電話の普及に伴い,利用者が簡便にディジタル画像を撮影する機会が増えている.撮影の環境は様々であるため,画像のコントラストが不十分となる可能性も高い.このような場合,撮影後にカラー画像のコントラストをソフトウェアによって改善することが必要となる.本稿では,カラー画像中に含まれる色彩情報と空間的特徴量の評価に基づいて,カラー明度情報の入出力関係を最適化するコントラスト改善手法を提案する.原画像と出力画像間の色相差により個体の選択淘汰を制御する遺伝的アルゴリズムを最適化手法に用いる.また,出力画像から得られる明度の一次微分値と二次微分値,更に一次微分値の分布に関するエントロピーを遺伝的アルゴリズムにおける適応度評価に用いる.被験者による主観視実験を行ったところ,提案手法によって,色相の変化が少なく,コントラスト感が高い結果画像を得ることができた.
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