電子ディスプレイにおける解像度変換により生じるモアレ低減のためのフィルタ最適化技法の開発
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概要
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PC対応のCRTモニタあるいはLCDやPDPなどのドットマトリクス型ディスプレイにおいて,画像の解像度あるいは画像サイズを変換する場合,画像中のサンプリング周波数に近い信号周波数がモアレを発生する.このモアレを低減するための原信号にかける空間周波数フィルタの最適化を行った.例えばXGA画面上で画像を80%に縮小する時,画像中の低周波信号成分に対してモアレは中心周波数0.23本/画素,減衰強度0.74から0.87,半値半幅0.08から0.12本/画素のガウス関数帯域除去フィルタを,また高周波信号成分に対しては0.36本/画素以上を遮断する低域通過フィルタをかける.モアレが発生する空間領域にフィルタ処理をした結果モアレコントラストを0.02以下に低減でき,総合的に画質が改善される.
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