コンテンツ識別子標準の動向とコンテンツ流通サービス
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概要
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インターネットの拡大とネットワークのブロードバンド化の進展を背景に, ディジタルコンテンツのネットワーク流通ビジネスが始まっている. コンテンツ流通ビジネスの発展には, 著作権の保護と流通管理の効率化が重要である. そのためには, コンテンツ識別子体系の標準化が必須である. コンテンツ識別子には, グローバル環境でのユニーク性, 永続性, 識別子からのロケーション可解性, コンテンツとの不可分性, 識別子間の相互運用性が求められる. 世界の各所でコンテンツ識別子の標準化作業が進められているが, そのうち, コンテンツIDフォーラム(cIDf)の推進するコンテンツIDは, これらの条件を全て満足するものである. コンテンツ識別子の導入により, 権利者及び流通事業者の視点からはコンテンツの著作権の管理を効率的に行うことが可能となり, 消費者の視点からは, 広告モデルに基づく廉価なコンテンツの入手が可能となる. さらに, コンテンツを元に関連サービスを仲介する新しいコンテンツ流通ビジネスモデルの創出が可能となる. IT戦略本部によるe-Japan 2002プログラムにおいても, 権利処理ルールの整備と共に, コンテンツ識別子の導入が提言されている.
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