高齢者用オーバーデンチャーの設計
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概要
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日本は欧米諸国に比べて類をみない速さで高齢者人口が増加し, 2020年にはその割合がピークに達し、国民の4人に1人が高齢者になると推測されている。8020運動が提唱されている現在でも, 多数歯の欠損を有している高齢者は多い。<BR>また, 種々の器具, 材料, 技術などの進歩により, 歯を利用可能を限り保存させ, 支台歯として活用し, 可撤性義歯の機能性, 審美性を満足させ, より質の高い医療の供給をめざすことは極めて重要な課題である。<BR>高齢者の特徴を踏まえて, 高齢者補綴の考え方, 特に剛性の高いフレームと強固な構造を備えた金属構造義歯とコーピングテレスコープを支台装置としたオーバーデンチャーを臨床応用し, 良好な結果が得られているのでその概要について報告する。<BR>1. 高齢者用オーバーデンチャーの義歯床は原則として全部床義歯に準じて, 広く大きく設計する。<BR>2. 床縁は支台装置部の唇頬側歯肉縁を被覆して床縁の切欠きを作らず, 可能な限り歯肉頬移行部まで延長する。<BR>3. 義歯床粘膜面は全面レジン型とする。<BR>4. 永続義歯として長期の使用に耐えるには金属構造義歯の適応が望ましい。<BR>5. 支台装置にはコーピングテレスコープシステムを適応する。
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一般社団法人 日本老年歯科医学会 | 論文
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