射出成形における金型内の炭素繊維折損挙動解析
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
炭素長繊維強化樹脂を用いた射出成形において，型内流動挙動や繊維折損挙動を定量評価した研究はほとんど行われていない．本研究では，金型内における繊維折損現象に着目し，樹脂流動挙動と繊維折損挙動との相関を明らかにすることを目的としている．金型内の各流路を通過した炭素長繊維強化樹脂内の残存繊維長を評価し，特に折損の進行する流路について，繊維配向をX線CT装置により観察した．その結果，スプルー先端部において，折り畳まれるように配向した繊維が流路内の速度勾配によって押しつぶされることにより，繊維折損が最も進行することが明らかにされた．
- 東京大学生産技術研究所の論文
東京大学生産技術研究所 | 論文
- 建物列の特徴量を用いた車載カメラ映像と立体地図のマッチング
- リバースシミュレーションにおける数値安定性確保についての研究
- 構造被害写真から学ぶ住まいの耐震教育の効果に関する分析
- 過給機駆動用ラジアル排気タ-ビンの非定常流特性に関する研究-6-等価ノズルによる特性近似
- 高い抗エイズウイルス作用を持つカ-ドラン硫酸の合成 (バイオテクノロジ-)