4年2カ月の経過で増大した膵リンパ上皮嚢胞の1例
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概要
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症例は54歳,男性.健診の腹部超音波検査にて膵頸部頭側の腫瘤が指摘された.各種画像診断では腫瘤と主膵管との交通はなく,内部に多彩な構造物が観察されるなど特徴的な所見を呈した.4年2カ月の経過にて径22mmから32mmに増大したため悪性腫瘍を否定できず,腹腔鏡下腫瘤摘出術が施行され,組織学的に膵リンパ上皮嚢胞と診断された.本疾患の経過観察例は本邦,国外ともに非常にまれであり,報告した.
- The Japanese Society of Gastroenterologyの論文
The Japanese Society of Gastroenterology | 論文
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