Ni-MH電池の大型化に適した新規電池構造の開発と性能実証
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
大容量の産業用電池として安全性の高いニッケル水素電池が検討されているが、従来構造である集電タブのある捲回式電池を大型化すると発熱が多くなり現実的ではない。そこで、筆者らは、高容量化と高出力化、低コスト化を実現できる新規電池構造として、電極と集電体は溶接せず接触のみで導通を保持しつつ、多数の電極を大面積の金属板で集電する方式を提案した。この電池構造の有用性を確認するために、0.77 Ah×単セル(1 Wh)、141 Ah×30セル(5 kWh)、1,200 Ah×10セル(14 kWh)と電池の大型化を行い、電池を大型化しても内部抵抗は一定の値を示すことを確認し、新規電池構造は大型化に適した電池構造であることを確認した。
- Society for Science and Technologyの論文
著者
関連論文
- リチウム電池負極材料としてのシリコン基合金薄膜のナノファイバー組織と組成変調構造
- 高圧力技術を利用した水素貯蔵材料の合成と探索
- 超高圧を用いた水素吸蔵材料の合成
- ポリアクリロニトリル(PAN)ナノファイバー不織布セパレータを用いたリチウムイオン電池の特性
- リチウムイオン二次電池用正極材料の焼成における粒子径制御の効果
- ポリビニルアルコール(PVA)ナノ繊維不織布セパレータを用いたリチウムイオン電池の特性
- ナノファイバー不織布を前駆体に用いたリチウム電池用有機硫黄系正極の開発とその電極特性
- Ni-MH電池の大型化に適した新規電池構造の開発と性能実証