トリスベンジルイソシアヌル酸構造を有する新規エポキシ樹脂の合成とフェノールノボラックによる硬化物の物性
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概要
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新規なトリスベンジルイソシアヌル酸構造を有するエポキシ樹脂 (TGBIC) を合成し, フェノールノボラックを硬化剤として得られる硬化物の物性をトリグリシジルイソシアヌレート (TGIC) およびビスフェノールF型エポキシ樹脂 (DGTBF) の硬化物の物性と比較した。動的粘弾性測定におけるTGBIC硬化物のガラス転移点 (<I>Tg</I>) は189.2℃であり, DGTBF硬化物に対して47.6℃高い値を示した。また, 熱分解開始温度は332.1℃とTGIC硬化物に対して71.9℃向上した。これらの挙動は, TGBICの剛直なイソシアヌル酸構造に加えて, 芳香族構造の熱分解安定性に起因するものと考えられる。
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