有機/無機ネットワークの分子論的考察
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概要
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有機/無機ナノコンポジットの概念を, 機能性ソフトマテリアルとして注目を受ける高分子ヒドロゲルの分野に展開し, 特異的な "有機 (高分子) /無機 (クレイ) ネットワーク構造" を構築することにより, 従来の有機架橋剤を用いた高分子ヒドロゲルの抱える多くの課題を一挙に解決できることを見出した。特に, 力学物性の改良は著しく, 脆弱で取り扱いにも不便であった有機架橋高分子ヒドロゲルを, 同一 (高分子/水) 組成において, 3000倍を超える破壊エネルギーを持つ高強度・高タフネスゲルへと変身させることが出来た。無機ナノ粒子 (層状剥離クレイ) を超多官能架橋剤として用いた有機/無機ネットワークからなるナノコンポジット型ヒドロゲル (NCゲル) が, どのような機構で優れた力学物性を発現したかをネットワーク構造の視点から考察した。
- Japan Thermosetting Plastics Industry Associationの論文
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