ジアセチレン系イミドの熱特性
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概要
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N, N′-ジアルキル-3, 3′, 4, 4′-ビス (ジフェニルジアセチレンイミド) の熱反応挙動を調べた。これらのイミド化合物は, 融解とともに熱反応を起こした。アリル基を有するイミド化合物 (A1I) は, ジアセチレン基と二重結合が反応して橋かけ構造が発達するために, 他のイミド化合物よりも高い熱分解温度を示した。一方、フェニル基を有するイミド化合物 (PhI) では剛直な構造のために, ジアセチレン基は300℃以上の温度を与えないと反応しなかった。そのために, ジアセチレン基の反応とともに, 熱分解反応が起こることがわかった。<BR>300℃において作成したA1Iの熱反応物は7.3GPaの弾性率を示した。しかし, この反応物はこれ以上の温度で反応させると, 分解が生じることが判明した。
- Japan Thermosetting Plastics Industry Associationの論文
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