副咽頭間隙に増大した巨大な多形腺腫の1 例
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概要
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Pleomorphic adenoma is the most frequent salivary gland tumor. The most common site of this tumor in the major salivary glands is the parotid gland, while that in the minor salivary glands is the palate. We report a giant pleomorphic adenoma that extended into the parapharyngeal space. The patient was a 55-year-old woman who had been referred to our hospital because of swelling of the left palate region. Magnetic resonance imaging (MRI) revealed a bulky mass extending from the skullbase to the left parapharyngeal space and the submandibular region. Although no malignancy was detected after cytodiagnosis and biopsy had been performed twice, a definitive diagnosis was difficult. Surgery was planned for a diagnosis of a benign tumor arising from the minor salivary glands of the pharynx since preoperative computed tomography and MRI showed interposition of a fat pad between the lesion and the parotid gland. The tumor was removed by an inverted L ramus osteotomy as described by Flood et al. rather than by a midline mandibulotomy to ensure safety because the tumor was large as well as for esthetic reasons. The excised tumor measured 80 × 70 × 50 mm. A postoperative histological examination revealed a pleomorphic adenoma. No recurrence was observed during 1 year of follow-up.
- Japanese Society of Oral and Maxillofacial Surgeonsの論文
著者
-
作間 巧
東京歯科大学口腔外科学講座
-
別所 央城
東京歯科大学・口腔科学研究センター口腔外科学講座
-
柴原 孝彦
東京歯科大
-
高野 伸夫
東京歯科大学
-
橋本 貞充
東京歯科大学 口腔外科学講座
-
山本 信治
東京歯科大学口腔がんセンター
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