新興国向けアナログ放送テレビのノイズ低減技術の開発
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概要
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新興国の多くでは,テレビはアナログ放送が主流である.アナログ放送テレビでは,電波の電界が弱くなると映像に砂嵐状のランダムノイズが発生する.筆者らは,テレビに搭載可能な処理量で映像のランダムノイズを効果的に低減する手法を開発し,新興国向けアナログ放送テレビに搭載して製品化した.提案手法はNon Local Means(NL-means)をベースに,対象ブロックについて,自然画像やそのブロック自身と相関の低い成分を落とす仮のノイズ除去を行った上で,周辺ブロックとの類似度を算出し,類似度に基づいた周辺ブロックの中心画素の加重平均により対象画素を置き換える.実験により,従来手法と比べてボケやムラの発生を抑えながらノイズを低減し,高いPSNRが得られることを確認した.
著者
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山本 琢麿
株式会社東芝 研究開発センター
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河田 諭志
株式会社東芝 研究開発センター
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小西 秀吾
株式会社東芝 プラットフォーム&ソリューション開発センター
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小西 秀吾
株式会社東芝 プラットフォーム&ソリューション開発センター
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