北海道産タマネギ品種のケルセチン含有量と抗酸化能の差異
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概要
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北海道産タマネギ9品種のケルセチン配糖体,ORAC法による抗酸化能測定値および総ポリフェノール含有量を比較した.その結果,ケルセチン配糖体含有量は31.24±2.15から133.7±8.88 <I>μ</I>mol/100g FWの範囲,ORAC値は878.1±44.7から2 075.6±168.6 <I>μ</I>mol TE/100g FWの範囲,総ポリフェノール含有量は22.65±1.41から48.44±1.35mg GAE/100g FWの範囲であり,いずれも「月交24号」が最も高値を示した.また,タマネギ中の主要な抗酸化物質はケルセチン配糖体であり,「月交24号」はケルセチン配糖体を高含有する品種であるため,高い抗酸化能を示したと考えられた.
- 社団法人 日本食品科学工学会の論文
著者
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石川(高野) 祐子
独立行政法人 農業・食品産業技術総合研究機構食品総合研究所
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渡辺 純
独立行政法人 農業・食品産業技術総合研究機構食品総合研究所
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室 崇人
独立行政法人農業・生物系特定産業技術研究機構北海道農業研究センター
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山岸 喬
国立大学法人北見工業大学
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室 崇人
独立行政法人農業・食品産業技術総合研究機構 北海道農業研究センター
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石川(高野) 祐子
独立行政法人農業・食品産業技術総合研究機構 食品総合研究所
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柳田 大介
地方独立行政法人北海道総合研究機構・農業研究本部 北見農業試験場
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渡辺 純
独立行政法人農業・食品産業技術総合研究機構 食品総合研究所
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