ドックでの血圧の正しい評価のために,初診時血圧と長期生存率について2,164臨床例の30年追跡調査を基にして
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概要
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常識的治療下にある本態性高血圧臨床の長期追跡調査の成績から,人間ドックでも捕捉している近似基礎血圧と生存率との関係を検討した。予後規定因子としての有意性は収縮期血圧にのみ認められた。しかしその収縮期血圧についてみても,臓器障害の有無により生存率に大差を生じることが認められた。ドックの血圧指導でも,血圧そのものよりは入手している脳・心・腎の高血圧性臓器障害により比重を置くのが妥当と考える。
- 公益社団法人 日本人間ドック学会の論文
著者
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横道 弘直
(財)仙台市医療センター・仙台オープン病院
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横道 弘直
(財)仙台市医療センター仙台オープン病院内科
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富永 忠弘
(財)仙台市医療センター・仙台オープン病院内科
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加藤 俊一
(財)仙台市医療センター・仙台オープン病院内科
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土川 研也
(財)仙台市医療センター・仙台オープン病院内科
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