人間ドック健診の上部消化管X線検査における食道所見についての検討
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概要
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人間ドック健診の上部消化管X線検査における食道X線撮影の成績について検討した。対象者7,962名のうち,有所見者は181名(2.3%)で,年齢と共に多くなった。所見別内訳では食道憩室が最も多く91名であった。要精検者は30名で精査結果を回収できたのは21名で,11名に所見がみられた。食道癌は1名,発見率0.01%で深達度pmの比較的早期の段階であった。以上より人間ドックにおける食道X線検査の有用性が示唆された。
- 公益社団法人 日本人間ドック学会の論文
著者
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井上 義朗
秋田県総合保健センター
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戸掘 文雄
秋田県総合保健センター
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畑沢 実
秋田県総合保健センター
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斎藤 雅樹
秋田県総合保健センター
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小杉 洋二
秋田県総合保健センター
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春日 清
秋田県総合保健センター
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手塚 誠
秋田県総合保健センター
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