新解析戦略の組み込みによる産総研GPS定常解析システムの更新
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概要
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2010 年に行った四国と紀伊半島への新たなGPS 観測局の新設を契機として,産業技術総合研究所地質調査総合センターのGPS 連続観測網で得られたデータの定常解析戦略の更新を行った.今回の更新では,解析ソフトウエアを,従来のBernese ソフトウエアのVersion 4 からVersion 5 に切り替えると共に,大気遅延勾配の推定などの新たな定常解析戦略を導入した.従来のGPS 連続観測システムの定常解析結果と比べた結果,新解析で推定されたGPS 局の座標値のばらつきの減少が夏季において見られた.
著者
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大谷 竜
地質情報研究部門
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板場 智史
活断層・地震研究センター
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松本 則夫
活断層・地震研究センター
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梅田 康弘
活断層・地震研究センター
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小泉 尚嗣
活断層・地震研究センター
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北川 有一
活断層・地震研究センター
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高橋 誠
活断層・地震研究センター
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Ohtani Ryu
地質情報研究部門
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