Splenectomy prevents progression of liver fibrosis in mice
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概要
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Purpose: Thrombocytopenia and hypersplenism are common complications in patients with liver cirrhosis. Splenectomy is also effective for correcting cirrhosis-associated thrombocytopenia; however, there are few prior studies regarding the benefits of splenectomy for reducing liver fibrosis. Previously, we found strong effect of platelets on promotion of liver regeneration. We have investigated the effect of thrombocytosis induced by splenectomy on suppression of fibrous change and acceleration of liver regeneration.Methods: We admisnistered carbon tetrachloride (CCl4) to C57BL6 female mice twice a week for 8 weeks to make liver fibrosis. To estimate the effect of trombocytosis on liver fibrosis, splenectomy was performed at 5 week in addition to CCl4 administration. Results: Splenectomy significantly increased platelet counts in peripheral blood. Splenectomy increased liver/body weight ratio , mitotic index, and PCNA labeling index compared to mice with CCl4 administration alone(p < 0.05, p < 0.01). Microarray analysis revealed that splenectomy upregulated gene sxpressions involved in cell proliferation in fibrotic liver. Splenectomy also significantly decreased liver fibrotic area, hydroxyproline contents, and TGF-beta expression in the liver compared to mice with CCl4 administration alone(p < 0.01).Conclusions: Our results suggest that thrombocytosis produced by splenectomy suppresses chronic liver fibrosis and also promote liver regeneration in cirrhotic liver.
- 日本門脈圧亢進症学会の論文
著者
-
村田 聡一郎
筑波大学大学院人間総合科学研究科疾患制御医学専攻消化器外科・臓器移植学分野
-
大河内 信弘
筑波大学大学院人間総合科学研究科消化器外科・移植外科
-
渡辺 基信
筑波大学大学院人間総合科学研究科消化器外科
-
アンドリー ミロノヴィッチ
筑波大学大学院人間総合科学研究科消化器外科
-
大河内 信弘
筑波大学大学院人間総合科学研究科消化器外科
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