ヨウ素酸イオンを収着させたエトリンガイトおよびヨウ素酸型合成エトリンガイトからのヨウ素酸の脱離
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概要
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エトリンガイトによるヨウ素酸固定機構に関する知見を得るために, IO3-を収着させたエトリンガイトならびに合成時にSO42-の代わりにIO3-を用いて作成したエトリンガイト様水和物からのIO3-の脱離挙動を検討した. KOH (pH10.6) 溶液, 20 mM-K2SO4+KOH (pH10.6) 溶液, 20 mM-K2SO3+KOH (pH10.6) 溶液, エトリンガイト平衡水によるIO3-の脱離では, エトリンガイト構造は保持され, 脱離割合は約1~7%であった. 0.4 M-K2SO4+KOH (pH10.6) 溶液による収着型エトリンガイトからのIO3-の脱離 (脱離期間1日) において格子定数を評価した結果, 格子定数の変化とIO3-脱離量の間には良い相関が見られた.
- 一般社団法人 日本原子力学会 バックエンド部会の論文
著者
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春口 佳子
Power & Industrial Systems Research & Development Center, Toshiba Corporation
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長崎 晋也
Institute of Environmental Studies, The University of Tokyo
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岡本 賢一郎
Institute of Environmental Studies, The University of Tokyo
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田中 知
Department of Quantum Engineering and Systems Science, The University of Tokyo
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金子 昌章
Power & Industrial Radioactive Waste Management Funding and Research Center
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金子 昌章
Power & Industrial Radioactive Waste Management Funding and Research Center
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長崎 晋也
Institute of Environmental Studies, Graduate School of Frontier Sciences, The University of Tokyo
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田中 知
Department of Quantum Engineering and Systems Science, Graduate school of Engineering, The University of Tokyo