回盲部リンパ節に対する超音波内視鏡下穿刺術で診断し得た悪性リンパ腫の1例
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概要
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症例は76歳男性.便潜血陽性を指摘され近医受診し,下部消化管内視鏡検査を施行されたところ回腸末端からBauhin弁にかけて発赤及び隆起性変化を指摘された.生検施行されたが確定診断困難であり当院紹介受診した.現在までにEUS-FNAの有用性は多数報告されているが下部消化管経由の穿刺報告例は少ない.今回われわれは,スライディングチューブおよびガイドワイヤ補助下に前方斜視型コンベックス型超音波内視鏡を上行結腸に挿入し,回盲部リンパ節に対しEUS-FNAを施行し診断しえた悪性リンパ腫の1例を経験したため報告する.
著者
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平田 信人
亀田総合病院 外科
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中路 聡
亀田総合病院 外科
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小林 正佳
亀田総合病院 消化器内科
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石井 英治
亀田総合病院 消化器内科
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白鳥 俊康
亀田総合病院 消化器内科
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藤井 宏行
亀田総合病院 消化器内科
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中路 聡
亀田総合病院 消化器内科
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伊藤 裕志
亀田総合病院 消化器内科
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岩田 麻衣子
亀田総合病院 消化器内科
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玉置 奈緒子
亀田総合病院 消化器内科
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土屋 寧子
亀田総合病院 消化器内科
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