頸部郭清術前後における鎖骨下静脈の位置と血管径の変化:―中心静脈カテーテル留置の適否について―
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概要
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頭頸部がんの治療において,頸部郭清術は欠かせない治療手技の一つである。一方で,中心静脈カテーテル留置について,鎖骨下静脈からのアプローチは,他の方法より感染のリスクが少ないなどの利点がある。今回,頸部郭清術後に鎖骨下静脈からのアプローチが可能かどうかを検討するため,頸部郭清術前後のCT画像を用いて,鎖骨下静脈の位置変化と血管径の変化を測定した。術前後で比較した結果,位置の変化や血管径の変化の測定値の変化は少なく,統計学的な有意差もみられなかった。したがって,頸部郭清術後においても,鎖骨下静脈からの中心静脈カテーテル留置は可能であると考えられた。
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