経済不況と少子高齢社会の中の家族戦略
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概要
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シンポジウムでは,経済不況と少子高齢社会における家族戦略について,学際的な視点を提示してもらうことおよび家族戦略論アプローチの有効性を論じてもらうことを主な目標とした.チャールズ・ユウジ・ホリオカ氏は「不況期・老後における家族内助け合いの国際比較」,前田正子氏は「孤立する人々をどう支えるか―包括的対人サービス基盤整備をめぐって自治体の現場から」と題して,経済と社会福祉面における家族(的)戦略を提示した.田渕六郎氏は「少子高齢化の中の家族と世代間関係―家族戦略論の視点から」と題して,世代間アンビバレンスを説明するうえでの家族戦略論アプローチの有効性を明らかにした.木本喜美子氏と山田昌弘氏はコメンテーターとして,「家族戦略論」アプローチの限定性や有用性などについて討論した.司会は石井クンツ昌子と宮本みち子が務めた.
著者
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