A Case of Peristomal Pyoderma Gangrenosum after Restorative Proctocolectomy for Ulcerative Colitis
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
The patient was a 28-year-old male. As the patient was refractory to medical therapy, he thereafter underwent total colectomy, ileal J-pouch-anal anastomosis, and ileostomy as the first-stage operation. As the patient had ileus resulting from the elimination disorder with the stoma at postoperative day (POD) 9, a 20 Fr balloon catheter was inserted and placed to the oral side of the ileostomy, which improved the symptoms of ileus. From POD 12, he had strong pain around the stoma and acute ulcers around the stoma and at the operative wound. He was diagnosed with pyoderma gangrenosum and started to receive prednisolone 30 mg/day for treatment. For ileus, he had a favorable course for a few days after the balloon was removed, but similar symptoms repeatedly recurred. However, as he had concurrent generalized peritonitis due to intestinal perforation at POD 57, he underwent stoma closure as an emergency surgery, following which the pyoderma gangrenosum was almost resolved. After the surgery, his course was uneventful including the operative wound. In case of acute peristomal ulcer with strong pain, peristomal pyoderma gangrenosum should be suspected after disproving infection, and early diagnosis and treatment are required.
著者
-
竹末 芳生
兵庫医科大学 下部消化管外科
-
内野 基
兵庫医科大学
-
池内 浩基
兵庫医科大学 感染制御学
-
富田 尚裕
兵庫医科大学第2外科
-
松岡 宏樹
兵庫医科大学 外科学講座下部消化管外科
-
松岡 宏樹
兵庫医科大学下部消化管外科
-
内野 基
兵庫医科大学下部消化管外科
-
竹末 芳生
兵庫医科大学感染制御部
-
坂東 俊宏
兵庫医科大学 外科学講座下部消化管外科
-
池内 浩基
兵庫医科大学下部消化管外科
-
富田 尚裕
兵庫医科大学下部消化管外科
関連論文
- Posterior Reversible Encephalopathy Syndrome(PRES)を併発した小児潰瘍性大腸炎の1例
- 院内感染アウトブレークへの対応 (特集 研修医必読 外科感染症のup to date)
- 感染による播種性血管内凝固症候群症例におけるリネゾリド使用の是非 (特集 外科的感染症に起因するDICの診断と治療のup to date)
- 委員会報告 日本外科感染症学会,医療の質・安全委員会による手術部位感染分離細菌の抗菌薬感受性全国サーベイランス計画について (特集:公的機関ならびに学会主導のサーベイランス事業)
- 抗菌薬
- O1-002 当院におけるLinezolid使用経験 : 長期使用症例と血小板減少を中心に(一般演題 口頭発表,感染制御,医療薬学の創る未来 科学と臨床の融合)
- 栄養から考える感染症管理 (特集 急性期栄養管理の基本と実際) -- (急性期患者の栄養管理を理解するために)
- 救急医療と感染制御 (医療・福祉施設における感染制御と臨床検査) -- (様々な環境下での施設内感染制御)
- 適正使用の方法論 抗菌薬サイクリング・ミキシングの理論と実際 (特集 君わかってるなぁ… ICTとして知っておきたい抗菌薬適正使用の基礎知識)
- 敗血症 (患者さんの背景・病態で考える 薬の選び方・使い方のエッセンス) -- (感染症)
- 抗菌薬を適正に使用する--全病院的抗菌薬ミキシングを実践して (特集 感染対策ビフォー・アフター ICTが仕掛ける改善事例集)
- 特殊病棟内の感染と対策 : 2. ICU
- 「MDRPアウトブレイクへの対応-日常診療に於ける盲点-」自施設の経験から 1
- アルベカシン1日1回投与の有用性と今後の課題
- 新時代における抗菌薬使用への介入ストラテジー : 薬剤師の立場から
- 外科医による全病院的な感染制御への挑戦
- SS-3-2 院内感染症発生防止対策と発生後対応の在り方(特別企画3 今,共有すべき消化器外科領域の新しい医療安全対策,第63回日本消化器外科学会総会)
- セプシス治療の最前線
- 適切な深在性真菌症診断・治療の啓発
- 抗MRSA薬の現状と将来
- CDCガイドラインに基づいた手指衛生遵守状況の評価とそのフィードバックによるコンプライアンス向上
- 外科感染症分離菌とその薬剤感受性 : 2006年度分離菌を中心に
- 臨床 院内感染症防止対策と発生後の対応
- SF-075-3 MRSA菌血症におけるバンコマイシン(VCM)の最小発育阻止濃度(MIC)2μg/ml株は予後不良因子である(感染症,サージカルフォーラム,第109回日本外科学会定期学術集会)
- HP-184-1 潰瘍性大腸炎手術における手術部位感染(SSI)の検討(大腸(良性疾患1),ハイブリッドポスター,第109回日本外科学会定期学術集会)
- PD-3-10 クローン病に対する外科的治療の術後QOLと長期成績(術後QOLと長期成績からみた炎症性腸疾患に対する外科治療,パネルディスカッション,第109回日本外科学会定期学術集会)
- O-3-156 潰瘍性大腸炎手術における術前1日経口抗菌薬投与の有用性 : 無作為比較試験による検討(胃 機能,一般演題(口演),第63回日本消化器外科学会総会)
- WS-6-12 炎症性腸疾患手術における手術部位感染(SSI)の検討(ワークショップ6 炎症性腸疾患に対する外科治療の現状,第63回日本消化器外科学会総会)
- WS-6-6 潰瘍性大腸炎手術症例1000例の検討(ワークショップ6 炎症性腸疾患に対する外科治療の現状,第63回日本消化器外科学会総会)
- クローン病に対するPET検査の有用性の検討
- 潰瘍性大腸炎穿孔手術28症例の検討
- 多彩な病理形態を示した Colitic Cancer の1例
- DP-026-6 潰瘍性大腸炎患者stoma関連性合併症の検討(第108回日本外科学会定期学術集会)
- DP-026-4 炎症性腸疾患手術における手術部位感染(SSI)の検討(第108回日本外科学会定期学術集会)
- SF-038-5 全病院的な予防抗菌薬使用管理(第108回日本外科学会定期学術集会)
- WS-8-2 潰瘍性大腸炎手術症例の手術適応と長期経過(第108回日本外科学会定期学術集会)
- Surgical Site Infection(SSI)--予防と対策 (特集 術前・術後管理の「今」)
- 今日の問題 外科領域の感染制御--最近の対策とその根拠
- CDCガイドラインにおけるSSI対策 (特集 Surgical site infection(SSI)と創傷治癒) -- (Surgical site infection(SSI))
- 肛門管粘膜切除部に癌の合併を認めた潰瘍性大腸炎手術症例の検討
- クローン病に合併する難治性痔瘻,膿瘍に対する108手術症例の検討
- O-1-147 炎症性腸疾患手術におけるSSIの比較検討(大腸 SSI,一般演題(口演),第62回日本消化器外科学会定期学術総会)
- PD-2-4 下部消化管専門施設における Surgical Site Infection Surveillance 他施設共同研究1601例の検討(第107回日本外科学会定期学術集会)
- 外科・救急・集中治療領域におけるミカファンギンの臨床効果 : AKOTTアルゴリズムを用いた検討
- 創ケア
- 穿孔性腹膜炎からの分離菌とその薬剤感受性
- DP-068-5 呼気中水素から見た予防的抗菌薬の腸内細菌に及ぼす影響(第107回日本外科学会定期学術集会)
- SF-001-5 MRSA腸炎におけるRNA-II, III発現の検討(第107回日本外科学会定期学術集会)
- 2473 術後感染対策としてのドレーンの選択(重複癌5他,一般演題,第61回日本消化器外科学会定期学術総会)
- 2378 真菌性血流感染により重篤な呼吸器感染を併発した在宅中心静脈栄養の1例(感染症1,一般演題,第61回日本消化器外科学会定期学術総会)
- 1872 潰瘍性大腸炎手術症例に対する周術期免疫栄養療法の効果の検討(大腸癌転移5(肝転移),一般演題,第61回日本消化器外科学会定期学術総会)
- ビキニラインアプローチ法による1期的大腸全摘, 回腸嚢肛門吻合術の検討
- RS-53 クローン病手術症例500例からみた今後の問題点(要望演題11 大腸,第62回日本消化器外科学会定期学術総会)
- 回腸嚢肛門吻合術(IPAA)時の肛門管粘膜切除部に扁平上皮内癌を合併した潰瘍性大腸炎の1例
- 高齢者潰瘍性大腸炎手術症例の予後の検討
- 6. 術後感染治療薬 : PK/PDからみた抗菌薬治療の実際(これからの術後感染の対策・治療を考える)
- 抗菌薬サイクリング,ミキシング (ゼロから始める感染制御と一歩進んだ耐性菌対策) -- (耐性化抑制を考慮した抗菌化学療法)
- 全病院的な抗菌薬ミキシングの有用性
- 予防抗菌薬
- PD-8-1 クローン病における外科的治療の標準化について(炎症性腸疾患に対する外科的治療の標準化,パネルディスカッション,第110回日本外科学会定期学術集会)
- SV-3-2-4 大腸全摘・直腸粘膜切除・J型回腸嚢肛門吻合術(大腸-2,特別ビデオセッション3,第110回日本外科学会定期学術集会)
- RS-23-11 人工肛門造設術を行ったクローン病症例の要因別の予後と永久人工肛門となる危険因子の検討(要望演題23-3 炎症性腸疾患に対する外科治療3,第64回日本消化器外科学会総会)
- RS-23-9 潰瘍性大腸炎,小児手術症例の検討(要望演題23-2 炎症性腸疾患に対する外科治療2,第64回日本消化器外科学会総会)
- PD-8-8 潰瘍性大腸炎に対する粘膜抜去の必要性(炎症性腸疾患に対する外科的治療の標準化,パネルディスカッション,第110回日本外科学会定期学術集会)
- 感染予防のためのStandard Precaution (特集 救急医療領域における感染症) -- (救急集中治療領域における感染予防対策)
- 術前術後管理 ベッドサイドで必要な外科基本手技と管理指針 周術期の感染予防と管理
- Vancomycin の Therapeutic drug monitoring (TDM) 実施に関する抗菌化学療法認定薬剤師制度認定委員会ならびに抗菌薬TDM標準化ワーキングの見解
- 外科感染症分離菌とその薬剤感受性 : 2008年度分離菌を中心に
- Posterior Reversible Encephalopathy Syndrome (PRES) を併発した小児潰瘍性大腸炎の1例
- 29-P1-71 カルバペネム系抗菌薬使用制限による耐性緑膿菌比率への影響 : 抗緑膿菌活性を有する抗菌薬使用割合と感受性試験による評価(感染制御・ICT,社会の期待に応える医療薬学を)
- 抗菌薬の届出制・許可制を考える司会のことば
- RS-1-2 下部消化管手術における周術期管理の現状 : アンケート調査結果(要望演題1-1 チーム医療とSSI対策1,第64回日本消化器外科学会総会)
- Loop ileostomy造設の工夫とoutlet obstruction予防効果
- S8-3 チーム医療としての感染管理(シンポジウムS8 感染管理に関する最近の動向,臨床から学び臨床へと還元する医療薬学)
- MDRPの検出を予防するための抗菌薬使い分け (特集 多剤耐性緑膿菌(MDRP)に関する最近の話題)
- 今日における手術部位感染(SSI)対策 : あなたの病院ではどのようにしていますか? 司会のことば
- 高齢尿道カテーテル留置患者における臨床症状/兆候による細菌尿推定の試み
- 抗菌薬の選択と投与法 (特集 消化器手術における抗菌薬の適正使用)
- 座談会 外科・救急領域の深在性真菌症治療戦略--わが国と欧米のガイドライン比較を踏まえて
- 米国でのSSI防止のためのプロジェクト (特集 エビデンスと図解でさくさく理解! 手術部位感染対策をきわめる)
- 周術期感染症の予防と治療 (がん患者の周術期管理のすべて) -- (術後の主な合併症とその対策)
- 結核病床を有さない病院でのインターフェロン-γリリースアッセイを用いた結核感染対策
- 外科感染症の現状と展望 (特集 整理しておきたい最新の耐性菌情報と抗菌剤の使い方)
- non-albicans Candidaの検出状況と薬剤感受性成績--外科系と血液内科の比較
- 結核病床を有さない病院でのインターフェロン-γリリースアッセイを用いた結核感染対策
- 重症腹腔内感染症に対する doripenem の有効性・安全性の検討
- IS-3-5 ハーモニック・スカルペルを用いた大腸全摘・J型回腸嚢肛門吻合術の長期予後(IS-3 国際シンポジウム(3)Progress of surgical treatment for IBD,第111回日本外科学会定期学術集会)
- SF-071-4 潰瘍性大腸炎術後,回腸嚢炎の検討(SF-071 サージカルフォーラム(71)大腸:炎症性腸疾患,第111回日本外科学会定期学術集会)
- 外科感染症分離菌とその薬剤感受性 : 2007年度分離菌を中心に
- Loop ileostomy 造設の工夫と outlet obstruction 予防効果
- III.潰瘍性大腸炎に対する外科治療の進歩と現状
- 誘因なく発症した小児 Fournier's gangrene の1例
- 悪性黒色腫の空腸転移による腸重積の1例
- 外科感染症分離菌とその薬剤感受性 : 2009年度分離菌を中心に
- 関西地区における薬剤師抗菌化学療法実践教育プログラムについて(一般演題(口頭)26,卒後研修・研修制度・糖尿病(1)他,Enjoy Pharmacists' Lifestyles)
- P-0868 テイコプラニン高用量レジメンによる新たな目標トラフ値(15-30μg/mL)達成と安全性について(一般演題 ポスター発表,TDM・投与設計,Enjoy Pharmacists' Lifestyles)
- 感染制御専従スタッフを有する施設において抗菌薬届出制は必要か?(一般演題(口頭)14,使用状況調査・意識調査,Enjoy Pharmacists' Lifestyles)
- 抗菌薬適正使用のための介入法(シンポジウム8 感染制御に必要な基礎知識,Enjoy Pharmacists' Lifestyles)
- 標準的な外科周術期感染対策(外科周術期感染制御,会員のための企画)
- カンジダ感染症には監視培養は有用か? (特集 外科救急領域における深在性真菌症対策 : カンジダ感染症を中心に : プラクティス・エビデンスの批判的吟味)