低密度居住地域における交通制約者の移動手段としてのライドシェアの可能性
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
本研究では,地方部中山間地の低密度居住地域における交通制約者の移動支援を行う目的で,地域在住者の自家用自動車への相乗り(ライドシェア)に着目する.特に極端に低密度で且つ需要も薄い居住地域にある公共交通空白地区へのライドシェアの実装を想定し,無償でのライドシェアが行われるシステムの実現可能性を検討した.長野県諏訪郡原村原山地区を対象とした調査の結果,潜在的な利用者・供給者のバランス,移動の目的地や時間帯の同一性を確認できたことから,お互いの信頼性を担保して適切なマッチングを行えば,システム導入適性は必ずしも低くないとの結論を得た.
著者
関連論文
- 富士五湖地域における観光客の情報利用と周遊行動との因果構造分析
- 富士五湖地域における観光客の情報利用と観光周遊行動の関係に関する研究
- パーソントリップ調査を用いた域内既存バス路線の社会的便益の路線別評価 : 鉄道の費用便益マニュアルの路線バスへの適用
- Stated Choice と態度指標を統合した意識構造のモデル化とその比較検証
- 多様な意思決定仮説とランダム効用選択モデルの可能性
- 交通行動の分析に関する国際会議 : ネットワーク社会 : 交通行動の物理的・社会的側面
- 2-6 地域コミュニティを対象とした地域防災力向上の試み
- C-8 住民・行政協働による地域防災力向上に関する取り組み
- 低密度居住地域における交通制約者の移動手段としてのライドシェアの可能性