プラチナ系抗がん剤のがん・腎臓移行を決定する分子機構
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概要
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プラチナ系抗がん剤は現在も幅広く臨床使用されている。これらの毒性発現機構は酷似しているにも関わらず、腎毒性をはじめとして異なった特徴を呈する。トランスポータはその基質認識特異性、発現分布、機能特性によって、組織への薬物の輸送を司る。近年の研究により、有機カチオントランスポータOCTとmultidrug and toxin extrusion MATEがプラチナ系抗がん剤のドラッグデリバリーに重要な役割を果たすことが明らかにされてきた。本稿では、トランスポータを介したプラチナ系抗がん剤のデリバリーに焦点を当てて解説する。
- 日本DDS学会の論文
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