対向拡散CVD法による高温プロピレン透過膜の開発
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概要
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Propyltrimethoxysilane(PrTMOS),Phenyltrimethoxysilane(PhTMOS), Hexyltrimethoxysilane(HTMOS)を3種のシリカ源とし,対向拡散CVD法にて分子ふるいシリカ複合膜を作製した.HTMOS/O2系にて450 ˚C ,5 minで蒸着した膜は,270 ˚C 透過試験にて,C3H6/C3H8透過率比は414, C3H6透過率1.0×10-8 mol m-2 s-1 Pa-1と非常に高い高温プロピレン選択透過性を示した.高温蒸着のため,高温安定性のあるHTMOSをシリカ源として選択した.蒸着時間の検討では,蒸着時間を90 minから5 minと短くすることでN2/SF6透過率比が12から64と向上した.さらに,蒸着温度の検討では,N2/SF6透過率比が最大の2.2×105を示した450˚Cが最適であることが示された.
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