フェバンテルのトラフグへの安全性および環境への影響
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概要
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養殖現場における実際の使用方法を考慮し,フェバンテルの反復投薬による安全性および養殖場周辺に生息する生物に対する安全性を調べた。フェバンテルの臨床最高投与量(フェバンテルとして魚体重 1 kg あたり 25 mg)およびその倍量(魚体重 1 kg あたり 50 mg)を反復投与して,トラフグの外部および内部所見,血液学的検査を実施した結果,倍量投与群において,一過性の摂餌性の低下が観察された以外は有意な差は認められなかった。また,OECD のガイドラインに準拠して,珪藻類 Skeletonema costatum,甲殻類 Artemia salina,およびマダイ Pagrus major に対する毒性を調べたところ問題となるような毒性は認められなかった。
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