好中球貪食能低下に併発した細菌性多発性肝膿瘍の1例
スポンサーリンク
概要
- 論文の詳細を見る
症例は51歳男性.発熱,体重減少,全身倦怠感があり前医を受診,肝腫瘍と黄疸を指摘され当院紹介入院.精査の結果,閉塞性黄疸,細菌性多発性肝膿瘍,無症候性梅毒と診断.治療は内視鏡的胆管ステント留置,内視鏡的経鼻胆管ドレナージ,経皮経肝膿瘍ドレナージに加え,経カテーテル的肝動脈内抗菌薬注入療法が奏効した.また本症例は病態の背景として好中球貪食能低下を認めた.
著者
-
古川 正幸
国立病院機構九州がんセンター消化器肝胆膵内科
-
舩越 顕博
国際医療福祉大学
-
田口 健一
国立病院機構九州がんセンター呼吸器腫瘍科
-
田口 健一
国立病院機構九州がんセンター病理診断科
-
舩越 顕博
国際医療福祉大学福岡山王病院膵臓内科
-
奥村 幸彦
九州大学大学院医学研究院形態機能病理学
-
杉本 理恵
国立病院機構九州がんセンター消化器肝胆膵内科
-
久野 晃聖
国立病院機構九州がんセンター消化器肝胆膵内科
-
藤山 隆
九州大学大学院医学研究院病態制御内科学
関連論文
- WS7-6 同時多発肺腺癌のEGFR変異の解析(多発肺癌の診断と治療,第49回日本肺癌学会総会号)
- 56.肺癌におけるp27,Skp2発現と化学療法効果に関する検討(第47回日本肺癌学会九州支部会,支部活動)
- W3-3 婦人科細胞診の誤陽性と誤陰性の検討 : 子宮頸部扁平上皮癌について(細胞検査士ワークショップ 判定困難例から学ぶもの,細胞学・基礎と臨床の架け橋,第49回日本臨床細胞学会総会(春期大会))
- 高齢者膵癌の臨床的特徴 : 生活習慣の観点から膵癌の発癌制御は可能か
- 高齢者肝細胞癌の特徴,治療,予後と栄養の関係 (特集 高齢者の消化と吸収と老化制御)
- 高齢者膵癌の臨床的特徴--発癌制御は可能か (特集 高齢者の消化と吸収と老化制御)
- 79.小細胞癌周囲に腺癌の混在した肺癌切除例(第35回 日本呼吸器内視鏡学会九州支部会)
- 膵癌由来細胞に対するヒト抗インスリン様成長因子1受容体抗体の腫瘍抑制効果
- 2型糖尿病に発症する膵癌の臨床的特徴
- 膵管内乳頭粘液性腫瘍(IPMN)術前診断におけるFDG-PET有用性の検討
- 好中球貪食能低下に併発した細菌性多発性肝膿瘍の1例
- Gemcitabine およびS-1に治療抵抗性となった進行膵がんに対する追加化学療法の有効性
- 自己免疫性膵炎に合併する膵仮性嚢胞の形成機序とステロイドの有用性について―自験例12症例における検討―
- 35.胸膜針生検での診断と胸腔鏡下胸膜生検での診断が異なった1例(第37回日本呼吸器内視鏡学会九州支部会)
- 好中球貪食能低下に併発した細菌性多発性肝膿瘍の1例