急性胆嚢炎に対する内視鏡的経鼻胆嚢ドレナージ術と経皮経肝的胆嚢ドレナージ術の比較検討

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概要

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急性胆嚢炎に対する治療の原則は早期の胆嚢摘出術であるが，患者側や医療側の要因により，まず胆嚢ドレナージが行われることも少なくない．今回，内視鏡的経鼻胆嚢ドレナージ術（以下ENGBD）と経皮経肝的胆嚢ドレナージ術（以下PTGBD）についての比較検討を行った．手技成功率についてはPTGBDが優っていたが，偶発症，炎症改善効果，入院期間，手術時間には差は認められなかった．PTGBDが禁忌である抗血栓療法の増加，総胆管結石を一期的に治療できる点を考慮すると，ENGBDは急性胆嚢炎に対するドレナージとして今後はより重要性が高まっていくと考えられた．

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